情報収集の精度を上げるために必要だったのは「想像力」だった話

先日、デイトラの「情報のキャッチアップ方法を身に着けよう」のセミナーを受講しました。
「そこ、見落としていたな…」
「もう一歩先まで考えられていなかったな…」
と感じることが多く、モヤモヤするときも多いのでとても考えさせられる内容でした。

まず印象に残ったのは、
「自分にとって都合の悪い情報は、意識しないと見つからない」
という言葉です。

これは確証バイアスと呼ばれるもので、人は無意識のうちに、自分の考えや仮説を肯定する情報ばかりを集めてしまいがちだそうです。
その対策として、都合の良い情報だけでなく、都合の悪い情報も含めて集め、情報量そのものを増やすこと、そして表に出ていないデータや視点を確認することの重要性が語られていました。

ただ、今回のセミナーはそこからさらに一歩踏み込んだ内容でした。
情報を集める作業を、より高度なものにするために必要なものは何か。
その答えとして挙げられていたのが、「想像力」です。

案件チャレンジやデザインコンペで優秀な成果を出している方々の事例を見ると、
単に情報を多く集めているわけではなく、かなり先まで多くのことを想像しながらインプットしている、という共通点があるそうです。

この話を聞いて、
想像力が足りていなかったのは、情報収集そのものではなく、その先の使い道を考えていなかったからかもしれない
と気づきました。

特に仕事においては、
納品物そのものだけでなく、納品までの道筋をどこまで具体的に想像できているかが重要なのだと思います。

実際に手を動かす前の段階で、
どこで確認が入りそうか、
どんな修正が発生しそうか、
相手はどこを不安に思いそうか。

こうした「見えない工程」まで含めて想定できているかどうかで、
納品物の完成度や、進行のスムーズさは大きく変わってきます。

セミナーでは、いろいろな分野を浅く調べる際の考え方についても触れられていました。
すべてを深く理解しようとする必要はなく、
「この情報は、どこで使う可能性があるか」を想像しながらポイントを押さえることが大切だそうです。

たとえばニュースを見るときは、
「これは自分の生活や仕事にどんな影響がありそうか」という視点で見る。
人間関係や心理の話題であれば、
「どの判断が、どこでズレたのか」という観点で捉える。

こうして浅く広く知見を持つことで、
必要な場面で引き出せる“材料”が増えていく。
気にする範囲を広げることが、想像力を支えるのだと思います。

そして、想像力を働かせて情報をインプットした後は、
必ずアウトプットにつなげることが必要だという点も印象的でした。

情報を集め、想像し、仮説を立て、形にしてみる。
見えない部分まで想定した上でアウトプットすることで、初めて仕事の質や成果につながっていく。
インプットで終わらせないことの大切さを、改めて実感しました。

次に何かを調べるときは、
「自分にとって都合の悪い情報は何だろう?」
「自分にはどんな影響があるだろう?」
そんな問いを一度挟みながら、情報と向き合ってみようと思います

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